応募期間
2020年6月15日(月)~2020年6月30日(火)必着
プログラムの趣旨
ファイザー株式会社は、製薬企業として革新的な医薬品の開発、製造、販売を通じ、人々の健康で豊かな人生の実現に寄与することにより、社会に貢献したいと考えています。
しかしながら、社会委は医薬品の提供だけでは解決することのできないヘルスケアに関する様々な課題があります。
このプログラムは、ヘルスケアを重視した社会の実現に向けて、「心とからだのヘルスケア」の領域で活躍する市民団体や患者団体・障がい者団体による、「健やかなコミュニティづくり」の試みを支援する事を目的としています。
ここでの「ヘルスケア」とは、保健・医療・福祉・生活のみならず、就労等の社会参加活動も含めて一体として捉え、一人ひとりの多様な生き方を支え、心豊かな社会を実現する取り組みを意味しています。
また、「コミュニティ」とは、特定の地域社会はもちろんのこと、共通の思いや立場による人々の集まりも含めて考えています。
「ヘルスケア」に関する「コミュニティ」をベースにした市民活動や市民研究への支援を通じ、「あらゆる世代」にとってのより充実した生き方への一助になることを願っています。
なお、本年は新型コロナウイルス感染症によって大きく傷ついた「健やかなコミュニティ」が市民の力でいち早く回復する事を願い、そのような取り組みも応援します。
ファイザープログラムは、特定非営利法人市民社会創造ファンドの企画・運営協力のもと、ファイザー株式会社が実施しています。
助成対象プロジェクト(重点課題及び市民研究)について
助成の対象となるプロジェクトは前項の「プログラムの趣旨」に合うものとしますが、本年度からは特に下記の3点を重点課題として助成します。また、「市民研究」への取り組みも期待しています。
(1) 当事者が主体となって、市民や専門家と協力して進める取り組み
患者団体や障がい者団体あるいはその他のヘルスケア上の課題をもつ当事者の団体が、広く市民の参加や協力を得ながら、当事者の充実した生き方を実現するための調査研究や実践活動。
(2) 関係する団体等と連携し、ネットワークを強化し広げる取り組み
立場や得意分野を異にする複数の団体が、それぞれの特性を生かしながら連携してヘルスケア上の課題に取り組み、さらにそのネットワークを強化したり広げたりするための調査研究や実践活動。
(3) 現場の視点から新たな課題を発掘し、その解決を目指す取り組み
実践を通じて現場から見えてきた、一般にはほとんど認識されておらず公的な施策もない課題について、その実態を明らかにし、その解決の方策を検討し、解決を目指す調査研究や実践活動。
以上の重点課題に限らず、新たな発想による独創的で試行性の強い取り組みは助成対象とします。
このような取り組みは下記のプロセスを経ると思われますが、いずれの段階についても応援します(複数の段階も可)。なお、心とからだのヘルスケアの領域では、市民団体や患者団体・障がい者団体による「市民研究」が重要な役割を果たすものと考えられ、ヘルスケアのニーズや課題を明らかにするための「①実態調査」や、実践の妥当性や効果を明らかにするための「④評価」が活発に行われることを期待しています。
①実態調査
↓
②企画開発
↓
③実践
↓
④評価
↓
⑤普及・発展
プロジェクトの検討にあたり、詳しくは「応募企画書作成の手引き」をご確認ください。
助成対象団体の要件について
下記の要件を満たした団体に限ります(個人は対象になりません)。
- 民間の非営利団体であること(法人格の種類や有無を問わない)。
- 市民や患者・障がい者が主体的に参加して活動する団体であること。
- 日本国内に活動拠点があり、原則として2年以上の活動や研究の実績ること。
- 目的や活動内容が特定の政治・宗教などに偏っておらず、反社会的勢力とは一切関わっていないこと。
※ 適用法令・医薬品業界内ルール・弊社社内規程などに照らして不適格と判断された場合や、弊社ビジネスへの有利な影響をもたらす可能性があると判断される場合には、助成対象とはなりません。この点、予めご了承ください。
助成内容について
1.助成金額と助成の対象となる費用
1件あたり助成金額は50万円~300万円とし、今年度の助成総額は1,500万円を予定しています。
助成の対象となる費用は、プロジェクトの実施に必要な経費で、人件費や事務局諸経費も対象とします(詳しくは、「応募企画書作成の手引き」をご確認ください)。
2.助成期間と継続助成
2021年1月1日から12月31日までの1年間とします。
なお、新規助成を受けた団体は継続助成への応募が可能で、毎回の選考を経て助成を決定します。
新規助成を含め、最大3回までの助成が可能です。1年あけた隔年の継続助成も可能です。
選考について
1.選考方法
本選考は、学識経験者及び市民活動の実践者を含む外部有識者で構成する選考委員会にて行います。
なお、本選考に先立ち、事務局と外部有識者により予備選考を行います。
※ 選考にあたり、団体の定款や会則、役員名簿、事業報告書、会計報告書などの提出をお願いする場合があります。
※ 応募内容について、事務局ヒアリング(訪問や電話による聞き取り調査)をさせていただく場合があります。
2.選考基準
選考基準は以下のとおりです。
(1) 予備選考基準
- 応募団体が「助成対象団体の要件」を満たしているか。
- 応募内容が「重点課題」にふさわしい取り組みか。
- 応募内容が重点課題でなくとも、新たな発想による独創的で試行性の強い取り組みか。
(2) 本選考基準:応募内容が以下の点で高く評価されるか
- 独創的で試行性の強いプロジェクトかどうか。
- プロジェクトの目標達成に向けて、その実施内容や手法がふさわしいかどうか。
- プロジェクトの実施体制や資金計画が十分に考えられており、実現性が期待できるかどうか。
- 他団体・関係機関の協力や専門家の参加が得られ、より高い効果が期待できるかどうか。
- 市民研究の場合は、研究方法が妥当でその成果が新たな市民活動の展開に貢献できるかどうか。
3.選考結果
予備選考の結果は8月中に、選考の結果は11下旬に文書にてお知らせします。
※ 助成が決定した案件については、推薦理由をファイザー株式会社のウェブサイトにて公表致します。
※ 助成に至らなかった理由に関するお問い合わせには応じかねますえ、予めご了承ください。
応募について
1.応募期間
2020年6月15日(月)~6月30日(火)【必着】
2.応募要項・応募用紙・応募企画書作成の手引きの入手方法
ファイザー株式会社のウェブサイトからダウンロードしてご利用ください。
3.応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入して応募企画書(2部)を作成し、6月30日(火)【必着】までに、下記ファイザープログラム事務局宛に、配達記録が残る郵便または宅配便にてお送りください。
応募企画書の作成に際しては、「応募企画書作成の手引き」をご確認ください。
※ ご来所、メール便、電子メール、FAXによる応募は、お受けしておりません。
※ 応募企画書以外の書類は、選考の対象となりませんので、お送りいただく必要はありません。
※ お送りいただいた応募企画書は、お返し致しませんので、応募の際にコピーをとって団体で保管ください。
4.応募書類送付先・問合せ先
応募書類の送付先、応募に関するお問い合わせ先は、以下までお願いします。
〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-4-3 日本橋MIビル1階
特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド ファイザープログラム事務局
担当:山田・坂本
TEL:03-5623-5055(月曜日~金曜日(祝祭日をのぞく) 10:00~17:00)
FAX:03-5623-5057
E-mail:pfp@civilfund.org